オーストラリアのシャワー事情
2017年 06月 14日
タンク式の場合、タンクの中のお湯を全て使うと、タンクに水を貯めて湯が再び沸くまで、冷たい水しかでてこない。家族が3-4人続けてシャワーを浴びると、お湯が全てなくなる可能性が非常に高い。また、家庭によってはお湯を沸かす設定を深夜だけにしていて朝にお湯が全てなくなると、翌朝までお湯が出ないということもある。
古いアパートになると、全ての家庭が共有で一つのタンクを使用していたり、各部屋のタンクが非常に小さかったりするので、注意が必要である。
オースラリアでシャワーは5分とよく言われるのは、水が貴重だというほかにこういった事情もある。タンク式のシャワーの場合は、ホストファミリーとコミュニケーションを取って、シャワーを使用する時間や長さに注意したい。前の人がシャワーを浴びてから30分以上開ける、水圧を弱めるといったことで、冷水シャワーを避けることができる。
継続式の場合は、常にお湯が沸いているのだが、シャワーを使用中に家事などでお湯を使うと、途端に水圧が弱まりシャワーのお湯が冷たくなったりする。このあたりもホストとコミュニケーションを取れば解決する。
湯沸のシステムがどうであれ、シャワーとトイレが同じ部屋にある家庭が多いので、バスルームを使うときはできるだけ手短に済ませるのがマナー。とくに朝は家族全員が身支度を整えたりするのにバスルームを使用するので、譲りあいが必要である。